ベン・バーナンキ(Ben Shalom Bernanke、1953年12月13日 – )は、米国の経済学者(専門はマクロ経済学)。第14代連邦準備制度理事会(FRB)議長である。
1953年、ジョージア州オーガスタで、薬剤師の父・フィリップと学校教員の母・エドナの間に生まれた。
サウスカロライナ州の高校に進学後、SAT (大学進学適性試験)で1600満点中1590点の成績でハーバード大学に入学。1971年から1975年まで同大で学んだ後、最優等(summa cum laude)で卒業し、1979年にマサチューセッツ工科大学にてPh.D.を取得した。
1979年から1985年まではスタンフォード大学経営大学院で教鞭をとる一方、ニューヨーク大学客員教授に就任した。1985年からはプリンストン大学経済学部教授となり、1996年から2002年までは学部長。
この他、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで金融理論政策の講座をもったり、全米経済研究所金融経済学プログラム主幹、アメリカン・エコノミック・レビュー誌編集者などを歴任した。
デフレ史の研究に優れ、友人であり同僚でもあったポール・クルーグマンとともに、インフレターゲットの研究者として名を高める。この間、多くの人材を育てた。
2002年にブッシュ政権下でFRBの理事に指名され、2005年には大統領経済諮問委員会(CEA)の委員長となる。2006年2月1日に満を持してFRB議長に就任。戦後生まれでは初のFRB議長である。前職のアラン・グリーンスパンの路線を踏襲すると見られているが、グリーンスパンと違いインフレターゲティング政策の支持者である。
参考資料
ベン・バーナンキ – Wikipedia